今やキャンプチェアの頂点に君臨するヘリノックス。
欲しいという方も多いのではないでしょうか。
けど、安いモデルでも1脚で1万円以上するため、家族全員分買うと凄い値段に…。
そんな悩みを解消するのがヘリノックスのコピー品、通称「パチノックス」!
その価格はなんと驚異の3000円以下…ヘリノックスの3分の1、下手したら4分の1です。
皆さん気になるのは、「ほんとに使い物になるの?!」ってとこですよね。
そこでこの記事では、本物と並べて組み立てて、比較してみます。
今回の獲物、G4Freeアウトドアチェア
友人が購入したパチノックスがこちら、G4Freeアウトドアチェアだ!
うーん、色使いから既にヘリノックスインスパイア臭を感じる。
嫌いじゃないぞ!その潔さ!
私のヘリノックス チェアワンと並べるとこんな感じ。サイズ感は全く一緒である。
早速開梱していこう!
組立て方法
結論から言うと、似てるとかじゃない。これたぶん設計図が一緒だわ。
袋から出してみる。
まずはフレーム。うーん、纏めるバンドが付いていること以外、差はない。
座面を出してみる。ロゴが横にあるか、上にあるかだけの差である。メッシュの位置も一緒。
ここまででお察しの通り、組み立て方もまるで一緒、パーツの数も同じである。
フレームが組み立った。…あれ?同じ製品の色違いかな?
座面を貼ってみる。やたら堅い!半ばフレームを曲げながら差し込んでいく!
なんとか組み立った。赤が本物のヘリノックス、青がパチノックスである。
座ってみての座り心地
座ってみた。
パチノックス。
ヘリノックス。
うーん、、目をつぶったら分からんぞコレは。
ただ、パチノックスの方が座面の張りが圧倒的に強い。
組立て時に苦労したくらいだし、そらそうか。
結論、ぶっちゃけ買い?
私的には、買いだと思います。
だって正直分かんねーモン。
張りが強いと言ったのも、好みの話であって「張りが強いのが好き!」って人もいるでしょう。
これだけ普通に使えて3000円はかなりアリだと思いました。
ただ、忘れてはならない。偽物を買うという罪を。
別に犯罪じゃないけどさ…。それで好きなブランド潰れたらいたたまれないっすよ。
私たちは、「偽物を買う」ということがメーカーを苦しめている現実を忘れてはいけないと思います。
今回の製品を見て分かったでしょうけど、インスパイアなんてもんじゃなく、フレームの長さや座面のサイズも同じです。
トレースしているか、設計図を流用しているでしょう。
正規メーカー(今回で言うヘリノックス)は、製品企画から実験、開発など、製品化するまでの莫大なコストを製品価格に混ぜています。
しかし、偽物は売れてから後出しジャンケンで図面を真似し、製品化までのコストを短縮し、安価に売っています。
ハッキリ言って、最低です。日本で同じことをすれば法に触れることもあるでしょう。
ユーザが「安いから」と偽物ばかりを買うと、正規メーカーが儲からず次製品が開発されないです。
自分ひとりなら良いと思って偽物を買っていると、いつか好きなブランドが潰れてしまうかもしれません。
偽物の恩恵を受けてばかりでなく、好きなブランドはしっかりと買い支えることを意識しましょう!(友人にも同じ話をしました。)
この世に溢れるやっすーいキャンプギアを買って研究する「安研」!その第一弾はかの有名なパチノックスだ!